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【歳時=にっぽんの暮らし】
◆土用の丑の日(どようのうしのひ)◆
~うなぎを食べる習わし~
中国の〝陰陽五行説”では万物は五元素でできているとして、春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」が支配するという考え方です。
残りの「土」はそれぞれの季節の終わり18日間にあてました。
それが「土用」です。
そのため「土用」は年に4回訪れます。
夏のイメージが強いですよね
土用の丑の日は土用の間のうち十二支が丑の日です。
夏の土用には丑の日が1日か2日あり、2日ある場合はそれぞれ「一の丑」「二の丑」といいます。
今年2020年は7月21日が「一の丑」8月2日が「二の丑」です。
✦なんで土用の丑の日にうなぎを食べるの?✦
=平賀源内が仕掛け人=
うなぎ屋にいい宣伝はないかと持ち掛けられた平賀源内が「本日、土用の丑の日」と、看板を出させたところ、大繁盛したとか。
それから土用の丑の日には「うなぎ」と限定されるようになったそうですよ(^^)
✦丑の日✦
夏の土用の期間の丑の日は、昔から「う」のつくものを食べると夏負けしないと伝えられてきました。
他にも「土用鍋」や「土用しじみ」、「土用卵」を食べる習わしもあるそうです。
栄養のあるものを食べて、夏に向けてのパワーを養う日ですね
✦うなぎ以外の「う」のつく食べ物✦
うどん
のど越しのいいうどんは、食欲のない夏場によくたべられていたそう。
うり
水分たっぷりのうりは水分補給や体にこもった熱を冷ます役割も◎
梅干し
疲労回復効果が高いクエン酸が豊富なので、昔から梅干しは夏には必須。
うに
昔から高級珍味として好まれていたようです。